Q1. 普段はどのようなお仕事をされていますか。
グラフィックやホームページのデザインをしています。
Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。
原点です。畑や牧場など土地が広がっている十勝地方で生まれ育ったのですが、子どもの頃はそれがつまらない風景だと思っていました。現在は札幌に住んでいるので、ときどき帰省するとその風景に安らぎを憶えるという感覚でいます。
Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。
国内外問わずに行ったことのない場所で、自分が住んでいるところにはないものを見てみたいと思っています。今具体的に行ってみたい場所は、フランスです。アンティークなど古いものが好きなので、フランスのように古いものを大切にする街の空気を味わってみたいですね。
Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。
今回出品する作品については、以前見た風景を自分なりの表現で伝えていきたいと思っています。写真では、なかなか伝わりにくい作品ですので、実際に作品のカーテンの中に入ってもらって、時間をゆっくり感じてもらいたいですね。
これからは、記憶だけではなく、自分の中でさらに強いものを探して作品で表現していきたいと思っています。
Q5. 作品から「間」や「余白」といったものを感じますが、それらについて考えていることはありますか。
感覚的なものですね。生まれ育った十勝の広々とした土地の記憶が強く意識に残っている気がします。いろいろな要素が詰まっているようなものは何となく落ち着かなくて、「間」がバランス良くとられているものは心地良い感じがするので、自分の記憶とリンクする部分があるのではないかと思います。 |